- ホーム
- WebLikoスクール
- ecoLiko講座
- Lesson14 生物多様性と自然環境の崩壊


環境戦隊リコレンジャー提供でお届けする「ecoLiko講座」です。
地球上には、生命誕生以来、さまざまな生物種が生れてきました。いま、かつてないスピードで種の絶滅が起こっています。 今回は、その原因と生物多様性を育む自然環境について考えます。
Lesson14
生物多様性と自然環境の崩壊
かつてないスピードで生物種の絶滅が起こっている
科学的に明らかになっている野生生物種は175万種程度ですが、国連環境計画(UNEP)の推計によると、地球上に存在する種の数は、最大で1億1,100万種と推測されています。約39億年前、原始バクテリアが海の中で地球上ではじめての生命体として誕生して以来、長い進化の歴史により多様な生物が生れてきました。気候変動や生態系の変化などにより、多くの生物種の絶滅が起こってきましたが、現代では、かつてないスピードで種の絶滅が進行しています。
野生生物種減少の現状
熱帯雨林は、地球表面積のわずか約7%ですが、「種の宝庫」といわれるように、地球上の生物種の半分以上が生息しているとされています。森林破壊は、貴重な野生生物種の絶滅につながります。熱帯林の減少によって、今後25年間に約4~8%の生物が絶滅するという試算もあります。
日本でも、近年、メダカを小川で見た人はどれくらいいるでしょう。キキョウが自生している様子も、最近ではほとんど見られなくなりました。メダカもキキョウも絶滅危惧種と呼ばれ、早急な保護・育成を行わないと日本から失われてしまうといわれています。2005年の愛・地球博の当初の会場予定地で、同じ危惧種でありレッドリストに記載されているオオタカの巣が見つかり、開催エリアが大きく変更になったことも記憶に新しいところです。
生物多様性とは
「生物多様性」とは、文字どおり、生態系、生物種、遺伝子などを含み、地球上に生存する生命の多様さと、自然環境の豊かさを表しています。約39億年前に、地球上に生命が誕生して以来、長い進化の歴史の中で現在の生物多様性が築かれてきました。この生物多様性が崩壊するということは、単に生物の種類が減少するという数字の上での問題ではなく、生物間の相互補助関係、相互補完関係、つまり生態系の崩壊の危機をはらんでいます。
産業革命以降、人類は急速な発展をとげ、豊かさを築いてきましたが、生物としての人類にとって不可欠の生存基盤は、この生物多様性に支えられています。人間が生活していくうえで不可欠な資源、衣食住、医薬品、産業用原材料なども、生物多様性の恵みによって与えられているのです。
野生生物種減少の原因は
野生生物種減少の原因には、地球環境問題である地球温暖化、酸性雨、森林破壊、砂漠化、海洋汚染などが関係しています。そして、熱帯雨林減少の原因である非伝統的な焼畑耕作、薪炭材の過剰伐採、過剰放牧、不適切な商業的伐採、森林火災などが影響しています。
野生生物種減少の背景には、森林破壊、砂漠化、の進行と同様に、開発途上国の貧困や急激な人口増加、より豊かな生活の追求などがあります。
出典:東京商工会議所編「eco検定公式テキスト」P50~51
















































